NPO法人ラーバン千葉ネットワーク

・2008 秋


水系を歩くパート12 「ケビンさんと歩く晩秋の里山」

2008年11月30日

ケビンさんは、印西市在住20年になるそうです。日本の里山の魅力を今世界に発信しています。今回のウォークは私たちラーバン千葉ネットワークが開催するイベントでも一番の人気があるイベントです。

なぜなら、印西市のある北総台地の里山が一番美しく輝く初夏の新緑のころと、秋の紅葉の頃を選んで行われることはもちろん何といってもケビンさんの解説が入るからです。彼の解説が入ると、日本人が自然とともに暮らしてきた歴史文化や民間信仰が生き生きとよみがえるだけでなく、道端の植物や木々の知識が身についてきます。

経験してみてください。知らなかった植物の名前が知ることが出来たり、見分け方を学んだりすると里山ウォークは単純なウォークでなくなり何倍もの魅力を持つようになります。

変でしょう?アメリカ人が、土地の歴史や信仰を教えたり、この名前の漢字の書き方を教えたりするんですよ。教えてもらった日本人は、新しい知識が増えて喜ぶんですから。ウォークを終える頃になると誰もが里山の魅力にとりつかれます。

そして、都心からわずか1時間足らずのところに開発された千葉ニュータウンとすぐそばにある豊かな自然と文化を持つ里山に囲まれたこの地域に住みたくなるのです。

今回のウォークは、神崎川流域を歩きます。参加者は65名。全行程8km。

神埼川は印旛沼に注ぎ印旛沼から検見川を経て東京湾にもうひとつは利根川を経て太平洋に注ぎます。この流域に展開した里山と昔は水運が交通手段で、その頃に北総地域の中心地のひとつであった武西という部落を歩きます。その部落に入った時、江戸時代後期の地元の画家が書いた絵を皆さんにみてもらいました。今でもその絵の面影が残っていて、絵と景色を見比べながら「ヘー昔はこんなところまで印旛沼がちかづいていたんだー」と驚きの声が上がっていました。


森を越えると千葉県企業庁が、住宅開発用に40年前に購入しておきながら開発できなかった結果手付かずに残った原っぱで昼食です。メニューは、地元の無農薬栽培農家湯浅さんに作ってもらった古代米ときび入りのお結びの組み合わせ。それに朝採り大根のはいったお味噌汁。「本当のお米のおいしさを味わってもらうために塩むすびにしました」食べると「うまい!お米がこんなにうまいなんて」という声が方々から上がります。湯浅さんが持ってきた古代米はたちまち売り切れ。

はらっぱを越えて森林に入ると湧き水が流れている場所に来ました。この水は、里山を潤しやがては神崎川に注いでいく源流なのです。農家のひとは自分に作物を与えてくれるこの水に祈るために祠を作っています。

信じられますか?この泉からわずか5分歩くと、千葉ニュータウンがあるのですよ。

これが、里山と都会生活が共存して生活に溶け込んでいるこの地域の魅力なのです。

私たちラーバン千葉ネットワークは、この地域の持つこのような特徴を活かしたまちづくり

各種イベントを通じて提案し続けています。